「ドイツ語の妖精」ノラ・ゲゼルマン
「言葉の世界」に生き、異文化と接しながら多言語を操り、多彩性と独創性に満ち溢れた言語生活を送りながら、言葉の響きやニュアンスに取り組んでいます。ちょっと変わったお菓子には目がないように、幼少時から今日まで好奇心と発見する喜びを持ち続けています。この好奇心と発見する喜びに導かれて、3つの異なる大陸に移り住みました。未知の文化に親しみ、独自の視覚的・独創的な方法で、英語、フランス語の他、イタリア語と日本語も習得しました。
ウィーン近郊の牧歌的な田舎、ブルゲンランドに生まれ、ともに芸術大学の教授である両親のアトリエで育つ。大学では美術史と日本学を専攻。インスピレーションを与えてくれたのは、色彩豊かな田舎の風景、複数の方言が話される生まれ故郷ブルゲンランドの土地柄*、そして幼少時から世界の宝物について虜にしてくれた大きな芸術図書館。
人間像と経歴が物語る多様性と同じように、服装や地球発見の旅の足跡を残した世界地図もカラフルです。地図上の訪れた国にはピンが刺さっています。
例えば、交換留学生として訪れたニュージーランドではキイウィ英語とマオリ語を学び、火山や氷河など大自然の中を探索しました。歴史的な宮殿に囲まれ、アクア・アルタ(北アドリア海における異常潮位現象)が生じるベネチアにもピンが刺さっています。日本ではファッション業界の巨匠デザイナー、イッセイ・ミヤケについての論文を執筆し、ビジネスの世界を経験しました。また、北極圏に近いノルウェーのロフォーテンへ、テントを積み、犬を連れ、自転車に乗って自力で旅をしたことも。
刺激的なこれらの旅の前後、長年にわたり、さまざまな業種で広報/PR活動に携わってきました。世界最大のエイズ・チャリティー・イベント、ライフバル舞踏会、著名なスポーツ用品メーカー、ウィーンで最も著名な写真美術館、大規模な駅やスタジアムの建設を請け負った建築設計事務所等々。
また、ウィーン大学の研究職員として、浮世絵の中に秘められたメッセージを読み解く国際的な研究チームに参加するかたわら、言語・文化教育に取り組んできました。
この他、オーストリアの芸術の特徴やウィーンの新しい国連会議場についての建築論文の編集者として、テキストや写真編集を行う一方、熱心な写真家としてフォト・ルポタージュを寄稿しました。
今日、「ドイツ語の妖精」として、無味乾燥な言語学習の世界に「魔法」をかけ、より楽しい、バリエーション豊かな学習方法を提案しています。ドイツ語教育資格をもつ指導者として、学習者と手を携え、言葉と文化の融合に従事しています。楽しい実践的な外国語学習、職業事情に合わせたレッスンや、個人の要望に沿ったオーダーメイドのドイツ語レッスンに焦点を当てています。
ドイツ語の美しさを教授する以外の時間では、展示会へ足を運び、最新のナショナル・ジオグラフィックを読むことに没頭し、愛犬、シェルティーのユキと一緒に、人の手が加えられていない豊かな自然の小道を散策しながら、これからの冒険的な旅や外国語の冒険を夢見ています。
* オーストリアの最も東に位置するブルゲンラントは、最も新しい州です。豊かなワイン畑、歴史的な城塞、そして美しい丘陵の風景に特徴づけられるこの州は、言語的飛び地として知られています。 各村には独自の方言があり、中には女帝マリア·テレジア時代にまで遡る方言が存在します。この方言は、ドイツ語でありながら英語と響きが似ているため、英語を母国語とする人々を魅了しています。また、この州ではドイツ語の他、クロアチア語の方言、そしてかつてハンガリーに属した土地であったことから、ハンガリー語を話す人達もいます。
詳細情報
ご質問はお気軽に。
いつでもお問い合わせください。